熱中症対策に最適! 生理食塩水の作り方
いたみわすれ整体師の山川翔一です。
急に暑くなったり、かと思えば肌寒くなったりと忙しい気候ですね。
今日は関東地方では35度を超えて猛暑日になったところもあったようです。
少し前までは25度以上が夏日、30度以上が真夏日という名称が定着していて、35度以上の日には名称がありませんでした。
しかし、近年は35度超えが多くなってきたことから、2007年に行われた予報用語改正によって、35度以上を新たに猛暑日と名付けました。
5月で35度を超えることもあるくらいなので、このままいくと8月あたりに40度越えが当たり前になって、新たな名称がつく日がくるかもしれません。😇
さて、高温多湿になると、気をつけないといけないのが熱中症です。
熱中症は、水分不足やミネラルバランスの崩れにより、体温の異常な上昇や頭痛、めまい、けいれん吐き気などが起こるものです。
熱中症対策としては、水分補給とミネラル補給を同時に行うことが重要と言われています。
代表的な製品としては、OSワンですね。
塩分高め、糖分控えめと、一般的なスポーツドリンクより生理食塩水に近いミネラルバランスになっています。
(それでも生理食塩水より濃度は低い)
では、生理食塩水とはそもそもどういったものなのか、ご存知でしょうか?
これは「塩分濃度0.9%の食塩水」のことです。
なぜこの濃度かというと、人間の体液の塩分濃度が0.9%だから。
あなたも、味噌汁やスープを飲むときに「この塩分濃度はちょうど良くて美味しい」と感じることはありませんか?
その「ちょうど良くて美味しい」と感じる塩分濃度が、約0.9%なんです。
私たちは汗をかくと塩分を含むミネラルも体外に出てしまうのですが、その時に水分だけ補給すると、ミネラル不足で筋肉の痙攣などを起こしやすくなります。
通常時は0.9%濃度の食塩水が適切なのですが、発汗が多い時は少し濃度高めの1%食塩水を飲むのがオススメです。
※OSワンの塩分濃度は0.292%、ポカリスエットの塩分濃度は0.12%、アクエリアスの塩分濃度は0.1%
1%食塩水の作り方は、
・500mlペットボトルの場合
市販のミネラルウォーターであれば、開栓して水5gを別容器に移して495g(495ml)にする
浄水器を通した水道水を入れるのであれば、空の容器に495gの水を入れる
その後、5gの自然海塩を入れて合計500gにして、よく振る
・2Lペットボトルの場合
市販のミネラルウォーターであれば、開栓して水20gを別容器に移して1980g(1980ml)にする
浄水器を通した水道水を入れるのであれば、空の容器に1980gの水を入れる
その後、20gの自然海塩を入れて合計2000gにして、よく振る
※塩はイオン交換膜法で精製したものではなく、天日、平釜製法のもの(自然海塩)を選んでください
袋の裏面に製造方法が書いてあります
なぜ自然海塩でないといけないのか、塩分を取っても血圧は上がらない、むしろ塩分不足で体調を崩している人が多いということについては、別記事【減塩の罠】(https://homura-seitai.com/2023/05/4830/)をご覧ください
生理食塩水には、他にも興味深い報告があります。
例えば、病気で弱った飼い犬から限界まで血液を抜き、抜いた血液と同じ量の生理食塩水を注入した結果、当日はぐったりしていたが、翌日には元気に走り回れるようになり、病気も治癒していったというルネ・カントンの報告。
この報告から推測されることは、生理食塩水は全ての血液型に対応した、輸血の代わりになるかもしれないということと、生理食塩水を注入することによって体の回復力が上がるかもしれないということ。
もちろん、まだまだデータ不足、検証不足ですので、本当に再現性があるかどうかはわかりません。
研究が進み、再現性の有無が確認されて、もし有用なのであれば普及すると良いな、と考えています。
ご精読ありがとうございます。
感謝いたします。
自然治癒メディカルサロン 隠れ家整体院 穂むら
いたみわすれ整体師 山川翔一