治療家としての役割

- update更新日 : 2024年11月22日
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いたみわすれ整体師の山川翔一です。

私が治療家として、患者さんの健康のために、お体のために、心からお伝えしている重要なことがあります。

予防の大切さです。

「酷くなる前に、施術を受けた方が良いですよ」

「酷くなってからでは、治るのにも時間がかかりますし、何より生活が辛いですよね」

多くの治療家の先生方が、そして私も、このようにお伝えしています。

本当に、酷くなってからでは大変なんです。

軽症であれば、1、2回施術するだけで良くなることも多いですし、患者さん自身も日常生活にさほど困ることもないでしょう。

健康な時に施術を受けると、普段以上に頭がスッキリしたり、体が軽くなったりして、日常生活がより楽になり、何事にも積極的に取り組めます。

ですが、酷くなってからだと改善のスピードも落ちてしまいます。

5回、6回と続けて施術してようやく少しずつ良くなりますし、症状が残っている状態では当然ながら、日常生活でも痛みが出ます。

しかも、途中で施術の期間が空いてしまえば、また酷い状態から施術をやり直すことにもなりかねません。

酷くなる前に、もっと言えば健康なうちから、予防をすることが重要なんです。

私が一生をかけて実現させたい目標は「世界中の人が病院にも治療院にも行かなくても、休めば痛みや症状が消える状態になること」です。

もう少し詳しく書くと、個々人の回復力を最大まで引き上げて、日々の疲労よりも回復の方が早い状態に持っていくこと。

小学校の算数で習った、「<」や「>」などの不等号で表すと、

回復力<日々の疲労

この状態では、毎日少しずつ悪くなるに決まっています。

回復力=日々の疲労

この状態だと、悪化も改善もせず、現状維持になります。

日々の疲労<回復力

この状態になれば、自力で少しずつ回復していくことができます。

私は、医師も含めた医療従事者の役割は、この「回復力を上げること」に尽きると思っています。

自分の体は、自分にしか治せません。

医師でさえ、他人の体を治すことはできません。

例えば、骨折した時、医師が外科手術で離れた骨同士を継ぎ、切った皮膚を縫い合わせてくれたとしても、実際に骨をくっつけるのも、切れた皮膚をつなぎ合わせるのも、患者さんの細胞、患者さんの回復力です。

医師が骨や皮膚を再生させることはできません。

医師や治療家は、手術や施術は、回復力が十分に発揮できるよう、お手伝いをするだけなんです。

私は施術する際、基本的に症状を追いません。

デモンストレーション的に症状をその場で軽くすることはありますが、「痛みが消えるまで施術を続ける」ことはしません。

痛みを治すのは、症状を消すのは、私の仕事ではなく、患者さんの細胞の仕事です。

私の施術の役割は、患者さんの回復力が十分に発揮できるよう、環境を整えること。

日々の疲労<回復力

この状態にするために、回復力を上げることが私の役割です。

ですが、いくら回復力が上がったところで、日々の疲労が大きすぎると、なかなか症状は良くなりません。

日々の疲労を減らすことは、私たち治療家ではなく、患者さん自身の仕事になります。

(もちろん、日々の疲労を減らすための姿勢指導、食事・栄養指導などは積極的に行いますよ☀️)

施術は、治療家だけのものではなく、治療家と患者さんの共同作業なんです。

ご精読いただき、ありがとうございます。
感謝いたします。

自然治癒メディカルサロン 隠れ家整体院 穂むら
いたみわすれ整体師 山川翔一