自己紹介と幼少期の経験〜鍼灸師になるまで
人の幸せは、人ぞれぞれです。
あなたにとっての幸せは何でしょうか?
思い残すことがない、最高の終わり方はどんなものでしょうか?
それが何であれ、前提として健康は必須なものです。
腰が痛い、膝が痛い、肩が上がらない、自律神経がおかしい、めまいがする、ふらついてよく転んでしまう、耳が聞こえない、老眼でよく見えない、頭の回転が鈍い、がんや認知症になってしまう……。
そんな状況では幸せな人生を送り、満足した最期を迎えることは難しいでしょう。
健康とは幸せな人生の土台であり、欠かすことができないもの。
生涯を健康で過ごすお手伝いをすることで、あなたの人生の幸せに貢献できれば嬉しいです。
※この記事はシリーズものです。
前回の記事はこちら→【私の治療家としてのテーマと夢】
今回は、私がなぜ人の健康に関わる治療家になろうと思ったのか、そのきっかけから書いていこうと思います。
まずは簡単な自己紹介をさせていただきます。
プロフィール
名前 | 山川 翔一 |
出身地 | 愛媛県松山市 |
趣味 | 整体技術磨き,嫁さんとのデート,ピアノ,アニメ鑑賞 |
特技 | 極真空手(初段),瓦割り,ヌンチャク演武 |
よく聴く音楽 | アニソン,ゲームBGM |
好きな食べ物 | 抹茶,和菓子,ダックワーズ |
好きな動物 | 猫,犬,モルカー |
保有資格 | はり師,きゅう師,医薬品登録販売者、DRTインストラクター |
休日の過ごし方 | 嫁さんとまったり |
目標 | 私と関わったすべての人が、老衰を迎える直前まで何の病気もなく、痛みもなく、美しく健康なまま長生きし、最期は寝込んだりせずに、自分の人生に満足して笑顔で旅立ってもらうこと |
最初のきっかけ
治療家を目指す最初のきっかけは、曾祖母のがんでした。
元気だった曾祖母が、抗がん剤治療を受け、日に日にやせ細っていく姿を見て、子供ながらにショックを受けました。
なぜ曾祖母はがんになってしまったのか?
抗がん剤治療は、はたして曾祖母にとって良い選択だったのだろうか?
曾祖母と同じような境遇の人が、きっと世界中にたくさんいる。
病院で治療を受けているのに、やせ細りながら、苦しみながら、最期を迎えた人がたくさんいる。
そんな現実に我慢ができませんでした。
「がんの研究をして、特効薬を開発してみせる!」
そう意気込んで、医者ではなく医療の研究者を育てる特殊な医学部を受験しましたが、残念ながら不合格😇
経済的に裕福な家庭ではなかったので、第二志望の高知大学農学部生命化学コースに入学しました。
当時は私にもあまり医療の知識がなく、がんは遺伝子の影響が大きい遺伝病だと思っていました。
実際、がん家系という言葉もあるくらいなので、がんになる原因の遺伝子を見つけて、それを何かしらの方法で無効化できれば、がんになる人を減らせるし、治療もできると考えていたんです。
入学した高知大学の生命科学コースは、研究対象は人ではなく植物だったものの、細菌の遺伝子と農作物の遺伝子がどのように病気の感染・発症に関わっているかを研究するところでした。
そこで遺伝子工学の基礎を学んだ後に、大学院で人間の病気を対象にした遺伝子工学を専攻しようと考えていたんです。
農学部という名前ではありますが、中身はどちらかというと工学部に近いもので、病気に関する遺伝子工学、細胞工学について学びました。
来る日も来る日も机にかじりついて英論文を読み、徹夜で実験室に籠もる日々。
たまに早く帰宅できれば、寝る間を惜しんでがんに関する本を読み漁りました。
しかし、研究すればするほど、医学や科学の本質的な問題点を実感し、このまま研究を続けてもがんが治るようにはならない、という結論に至りました。
「西洋医学がダメなら、東洋医学なら何か良い手段が見つかるんじゃないか?」
そう考えて、大学4年生の時に卒論研究を進めながら、東洋医学について学べる教育機関を調べました。
そこで分かったのは、東洋医学を学べるのは薬学と鍼灸のみということ。
しかも薬学は西洋医学がメインで、漢方の知識が少し学べるだけ。
東洋医学を本格的に学ぶためには、鍼灸師を育成する学校に入るしかありませんでした。
大学で研究後に、専門学校へ入り直す
「今後は研究ではなく、痛みや症状で悩んでいる方を直接施術し、元気になってもらいたい! 最終的にはがんを予防できる、治療できる鍼灸師になる!」
そんな覚悟で、大学を卒業後、鍼灸師になるために専門学校へ入り直しました。
午前中は学校の授業で人体の仕組みや東洋医学を学び、午後からは縁あって紹介してもらったカイロプラクティックの師匠に手取り足取り実技を学ばせていただき、帰宅後は医学本を読み込む。
土日に東京まで治療技術のセミナーに行き、月曜の早朝に帰ってきたらそのまま帰宅せずに学校へ、ということも珍しくありませんでした。
ここでカイロプラクティックという言葉が出たので、少しだけ補足説明を。
東洋医学と西洋医学の違いはいくつもありますが、大きなものでは次の二つです。
病気に対する考え方 | 体に対する考え方 | |
西洋医学 | 原因になっている菌やウイルスを殺す | 臓器などのパーツの集合体で、一つずつ分けて考える |
東洋医学 | 体本来の自然治癒力を高める | 体は心まで含めて一個の統一体であって、分けることができない |
そしてカイロプラクティックとは、背骨や神経、血管など西洋医学的な観察をしながらも、体が本来持つ自然治癒力を高めて病気や痛みを消していくという、東洋医学的な考えを含んでいます。
話を戻しまして。
大学受験の時の経験から、自分に合う勉強方法がわかっていたので、鍼灸師専門学校での成績は常に1位か2位と優秀な方でした。
(ちなみに、自分に合う勉強方法がわかったのが大学受験直前の12月だったので、第一志望の医学部受験には間に合いませんでした😇)
その経験と知識から、アルバイトで個別指導の塾講師をしながら、専門学校では授業後に希望者を募って国家試験対策講座を開いていました。
最終的に、国家試験は学年1位で合格。
卒業後は松山市内の鍼灸整骨院に就職しました。