「揉んでも、伸ばしても、また戻ってくる痛み」には、理由があります
施術を受けた直後は「楽になった」と感じても、数週間後にはまた同じ痛みで悩まされる。そんな経験はありませんか。
実はこの「なぜまた戻ってくるのか」という問いに、開業したての私自身、正面からぶつかって苦しんだ経験があります。
今日は少し、その時の話をさせてください。
開業して間もない頃、私は自分の技術に、正直かなりの自信を持っていました。
多くの整体技術セミナーに参加し、どこに行っても良くならなかった痛みを解決できるようになってきていたからです。
実際、どんな症状の方でも、施術が終わった直後は「先生、全然痛くないです」と、皆さん喜んでくださいました。
けれど、その喜びが長く続かない方が、一定数いらっしゃったのです。
2週間もすると、また同じ場所の、同じような痛みで来院される。
その一方で、同じような症状の方に、同じような施術をしても、半年、1年と痛みが戻らない方もいらっしゃいました。
「この差は、いったい何なのだろう」
正直に言うと、最初は自分の腕が悪いのではないかと、自分の技術を疑いました。もっと上手くなれば、全員が良くなるはずだと。
セミナーにもさらに通いましたし、技術書も読み漁りました。
けれど、技術をどれだけ磨いても、その差はなくならなかったのです。
そこで私は、それまでの治療家人生のほとんどをつぎ込んで学んできた、「痛みは、筋肉や関節、神経の問題である」という前提そのものを、一度ゼロにすることにしました。
生活習慣、日々の運動習慣、体の使い方、ストレスや心の状態、食生活と栄養素のバランス、消化吸収を司る内臓の働き、時には血液検査の結果まで。
分野を横断して、ひたすら比較し続けました。
そしてわかったのは、痛みが戻ってくるかどうかは、筋肉や関節、神経だけの問題ではなく、血流や血管の状態、内臓の働き、栄養のバランス、そして日々の考え方や行動のクセと、すべてつながっている、ということでした。
私はそれまで、自分の技術だけで患者さんを良くしようとしていました。
目の前の痛みに集中するあまり、実はその方自身を、ちゃんと見ていなかったのです。
この経験から、私は「痛みを取ること」と「痛みが戻らない体をつくること」は、まったく別の技術だと確信しました。
今、当サロンで初回に時間をかけて全身の検査をしているのも、生活や栄養の状態まで確認しているのも、すべてこの経験があるからです。
目の前の痛みを取ってくれる治療家さんは、他にもたくさんいらっしゃると思います。
けれど、痛みが取れた後、なぜまたその痛みが戻ってくるのか。そこまで一緒に突き止め、根本から向き合う。それが、私が施術家として最も大切にしていることです。
もし今、「一時的には良くなるけど、また同じ痛みで悩んでいる」を繰り返しているとしたら、それはあなたの頑張りが足りないからでも、体が弱いからでもありません。
まだ、本当の原因に、一緒に辿り着けていないだけです。
その原因を、検査で一つひとつ確認しながら、あなたと一緒に見つけていきたいと思っています。
私がどんな想いで施術をしているか、もう少し詳しくお話ししているページもあります。よければこちらもご覧ください。
→ 院長の想い
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